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12月18日
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2カ月ほど前に早朝ジョギングを始めた時は、昔の人が星の動きに敏感だったことに感心していましたが、二か月ほど星を定点観測してみるだけで、

夜空全体が毎夜太陽と同じ速度で東から西へ移動することがわかり、(知れば、天空の動きは地球の自転によるものなので当たり前なのですが)

(北半球から望める)自転軸の延長上にある北極星にたどり着くのは自然の流れであることを、ようやく理解しました。 その中で

月だけは異なる秩序で動き(地球の衛星なので、これまた当たり前なのですが)、お恥ずかしいことに私は月の満ち欠けの周期を知りませんでした。

「一か月」。この言葉の意味を深く考えたこともなく、月が地球を回る周期がおよそ一か月と知った時、「へぇ偶然だねぇ」などと、お馬鹿な反応。

「まてよ、“一か月”??」 いわゆる太陰歴といわれる旧暦は月が地球を回る周期が基準となっていたことを、この時初めて理解したという訳です・・・。

機械仕掛けの時計などがなかった時代に、ほぼ正確に30日ごとに満ち欠けを繰り返す月は、天然の時計の役割を果たしていたのかもしれません。

“月”が12回まわれば四季が一巡(地球が太陽を回る周期)する関係に気がつき、一年が12カ月と導きだされるのも自然の流れといえましょう。

(そう考えれば、各月に、睦月・如月・弥生・卯月・皐月・水無月・文月・葉月・長月・神無月・霜月・師走と命名して親しんだ意味も

さらに奥深く感じられてます。1〜12という数字では、各季節の個性が抜け落ちてしまい、均質になり過ぎて味気ないですものね。)

 

しかし、私は高度な文明社会の情報過多な世界に生きているつもりでも、こんな根本的な自然観察すらままらないとはお粗末なことと感じます。

 

ところで、干支も12周期だなぁ、と思って検索してみたところ、興味深いサイトがあったので、リンクしておきます。